前々期におけるクラブ創立80周年記念行事、そして前期の藤崎ガバナーの下執り行われた地区大会と当クラブは立て続けに大きな事業を成功裏に導いてきました。そこには東北最大のクラブであるという矜持、そして多様な人材が集い高論卓説の場となっている自尊心がバックボーンとしてあるからだと思います。しかしこの場に甘んずることなく更なる高みを目指し、品格のある運営を皆様と共に行わせていただきたいと思います。
次期RI会長であるバリー・ラシン氏の年度テーマは「インスピレーションになろう」という非常に抽象的な概念で日本人にはイメージしにくいテーマです。噛み砕いて言うならば「頭の中で考えたり生み出されたりするような知恵」ではなく「自分の外側のものから、ひらめきを得よう」という事です。
Genius is per cent inspiration and 99per cent perspiration. 1929年エジソンが82歳の誕生日の記者会見で話した有名な言葉です。ここでもinspirationという言葉が使われておりますが、「(創造的思考に対する)刺激」と解釈しましょう。
ロータリーは会員組織である以上、ビジョンを実現するためにも組織づくりが大切です。足下には「ポリオ撲滅」や「環境汚染や気候変動への対処」などの重要なテーマもある一方、会員維持力を高め、組織内の多様性を拡大させることも大切な要件の一つです。本年度はクラブ内の活性化推進を図り、談論風発を楽しむクラブ造りを皆様と一緒に進めたいと思います。
① クラブ奉仕
本年度第一のテーマは「会員増強」です。多様な人材交流を促進するためにも今まで接する機会が少なかった若年層やIT企業にも入会を勧めたいと思います。
加えてロータリーの基盤ともいえる委員会活動を活発にするためのプログラムも創り、その為の時間と費用を割きたいと考えます。
② 職業奉仕・社会奉仕
社会的に意義があり評価も高い「職業講話」を中心に据え活動します。また自然・環境エネルギーについての認識も深め、同時に新しい社会の流れであるダイバーシティやLGBT+Q等についての理解も深めたいと思います。
③ 青少年奉仕
未曽有の少子化の中、次代を担う世代をどう支援していくのか、長期交換留学生プログラムの存在意義を中心に議論していきたいと思います。また尚絅学院インターアクトクラブへの支援及び活性化も図ります。
④ 国際奉仕
姉妹クラブ、友好クラブとの継続的な交流を行います。
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